剣の主
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No.1114
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「どうする、ナーセル?こういう事ってやっぱ中隊長か小隊長に報告した方が良いんじゃあ…」 「いや、そんな事してみろ。アブ・シル先輩、休職に追い込まれちまうぞ…」 アブ・シルと別れた後、二人は衛士府の中庭で話し合っていた。 「…今の衛士府は昔のように甘くは無いからな。休職中の衛士に手当てなんて出しちゃあくれない。先輩は生活する術を失う。恨まれるぜ」 「先輩の家って先輩以外に稼ぎ手いないのか?」 「前に少し聞いた事があるが、お父さんは亡くなられたそうだ。今は病気のお母さんと騎士学校に通ってる弟と妹が一人ずつ…」 「あぁ、何てこった…。でもこのままじゃ先輩いずれ死ぬぞ。何か手は無いのか?」 ナーセルは首を横に振って言った。 「無いよ…今の俺達に出来るのは見守る事だけだ…」 「そんな馬鹿な…!!」 アブラハムは空に向かって叫んだ。 「…何が遷都だ!?ふざけやがって!!上のお偉いさん達が椅子にふんぞり返りながら気紛れで始めた事業…そのしわ寄せは全て僕ら末端の人間に負担となってのしかかって来る!!泣くのはいつも現場で頑張ってる人間じゃないか!!」
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