剣の主
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No.1111
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「…確かにディオン帝は素晴らしい覇業を成し遂げた英雄です。しかし彼によって流された血もまた多かった…僕はルーナ女王陛下のように無駄な争いは避ける方が賢明だと思います。例え敵国の民でも…いや魔族だって、同じ命です」 「…見解の相違だな。己の前に立ちはだかる者は女子供であろうと容赦なく排除する…歴史に名を残した英雄達は皆そうやってきたんだ。ルーナ女王は例外だな」 「力を誇る者は、いずれ滅びます。それは歴史が証明しています」 「そうとは限らない。僕はいずれイルシャとゼノンを統合して東西大陸にまたがる大帝国を作り上げてみせるぞ。その時この都は世界の中心となるのだ…」 そう言ってジェムは模型を見つめた。 その先に彼が見ている物をセイルは見る事が出来なかった…。 そして、新しい都の建設が始まった。 ジャズィーラ島のイルシャ・ルーナの聖廟は、特に神殿や祭壇などが建っている訳ではなく、土が高く盛り上がっているだけの、いわば“墳丘墓”であった。 しかも木々が生い茂り、見た目は完全にただの小高い丘である。
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