剣の主
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No.109
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「…でも…」 しかし次の瞬間、サーラは声のトーンを落として真顔になり、セイルの瞳を見つめて言う。 「…せっかく助かったんだから、今は必要以上に“彼”に関わるのは止めておきなさい。私達には今はまだ何の力も無いんだから…青臭い正義感は身を滅ぼすだけよ」 「…へ?あ…いや、あの…」 「もちろん私達としてもそのつもりはありません」 急に真剣な話題になり戸惑うセイルに代わってアルトリアが応えた。セイルは思う。 (さすがですサーラさん…やっぱ何もかもお見通しだなぁ…) 一方、アルトリアの言葉を聞いたサーラはすぐに笑顔に戻った。 「…そう、良かったわ。それを聞いて私も安心しました。じゃあね、私の勇者さんと精霊さん♪」 そう言うとサーラは踵を返して去って行った。 「……アルトリア、今、サーラさん、僕らの事……」 「…はい、どうやら彼女にも気付かれたようですね」 サラッと言うアルトリアにセイルは頭を抱えて深い溜め息を吐いた。
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