剣の主
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No.1075
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「そう…だったんですか…」 セイルはそれだけ言うのが精一杯だった。 まさかライラがそんな過去を抱えていたなんて…。 全く知らなかった。 「…なあセイル君、私は間違っていたと思うかね?…もっと他に違う解決方法だってあったかも知れない…正直、自分でも判らないんだ…」 「……事の善悪なんて僕にも判りません…でも僕は、先生の取った行動が最善の策だったと信じますよ!」 「…そうか……ありがとう、セイル君…」 そう言うとライラはセイルの両肩に手を置いた……と思った次の瞬間、彼女はセイルに唇を重ねていた。 「……っ!!?」 セイルは一瞬、訳が解らなかった。 唇を離し、ライラは少し微笑んで言う。 「フフ…済まない。驚かせてしまったかな…」 「先生…」 「…昔、幼年学校で君が私に告白してくれたろう…ちょうどあの頃だったんだよ…私が最愛の人を亡くしたのは…」 「あの頃…」 「フフフ…あの時君があと10歳大人だったらウルジュワンなんかに流れたりしなかったのに…残念だ…」 ライラは微笑みながら冗談とも本気ともつかない様子で言った。
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