剣の主
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No.1073
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「そ…そんな…っ!?」 驚くセイル、ライラは続ける。 「…とつぜん最愛の人を失った私に、ウルジュワンは素知らぬ顔で優しい言葉を掛けて近付いて来た…。そして私も心の隙間を埋めてくれるウルジュワンに救いを求めて……。だが数年後、私は偶然、最愛の人の死にウルジュワンが関与していた事を知ってしまった。それが切欠でウルジュワンとは別れた。…もっとも、その少し前辺りから、私はもう彼には辟易していたんだがね…。彼は浮気性のクセに独占欲が強く、人前では本性を出さないがプライベートでは感情の起伏が激しく暴力的だった…。例え彼が黒幕でなくとも愛情も冷めるというものだ…」 そこまで言うと、ライラは「ハァ…」と溜め息を吐いて、また続けた。 「…だがこの時点で私は彼に対して復讐をしようという気持ちは無かった。経緯はどうあれ一時は情を通じ合った仲だ…全ては悪夢だと思って忘れて、新しい人生を歩んで行こうと思っていた…。ところがだ。あの男は再び私の前に姿を現し、両親に働きかけて正式な結婚の約束を取り付けてしまった…どうやら彼は絶対に私を自分の手に入れなければ気が済まないらしい…執念のような物を感じた…だから…」
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