剣の主
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No.1067
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セイルはライラに連れられて洒落た酒場にやって来た。 店内は薄暗く、それでいて上品な雰囲気がある。 衛士隊に居た頃、先輩達に半ば強制的に付き合わされて行った居酒屋とは趣が全く異なる。 (大人のお店って感じだなぁ…) 髭を生やしたマスターが落ち着いた口調で挨拶する。 「いらっしゃいませ…おや、ライラさんではありませんか。お久しぶりです。そちらのお連れの方は…?」 「やあ、マスター。彼はクルアーン・セイル君、私のかつての教え子さ」 「それはそれは…お名前はうかがっております。大層なご活躍をなさったそうで…」 「い…いやぁ、そんな大したものでは…」 「フフフ…ご謙遜を…。ご注文は?」 「私はバーボンをストレートで」 「かしこまりました。セイルさんは?」 「へ…?」 セイルは慌ててメニュー表を探すが、どこにも見当たらない。 困っているとライラが助け舟を出してくれた。 「好きな物を頼むと良い。私が奢ろう。大丈夫、大抵の物はある」 「あ…じゃ…じゃあ、僕はオレンジジュースをストレートで…!」 「オレンジジュースは割りませんねぇ…」 苦笑するマスターにセイルは赤くなる。
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