剣の主
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No.1061
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「何も燃やさなくても…これだけの立派なお屋敷です。売れば一財産になりますよ」 「私はジェム様のご命令を実行するだけです…」 「やはり何かがおかしいです!中に入って確かめてみましょう!」 セイルは聖剣を抜き、玄関の大扉に掛けられていた大きな南京錠をぶった切って扉を開けた…。 「…うわあぁーっ!!!?」 次の瞬間、セイルは悲鳴を上げた。 玄関のホールには一体の死体が横たわっていた。 肌は黒く変色し、内部から発生したガスのために全身が醜く膨らんで腐臭を発している。 元は豪華な物であったろうボロボロの衣服に身を包み、その指先は爪が全て剥がれて痛々しかった。 扉の内側を見ると、引っ掻いたと思われる血の跡が無数に付いていた。 「閉じ込められて…何度も何度も引っ掻いたのか…無理だと解っていても…外に出たい一心で…惨い…惨すぎる…」 セイルが呆然としていると、後ろからシャリーヤが言った。 「哀れなものですね…一時代を築いた大宰相が人生の最期に、まがりなりにも愛情を注いで育てた孫の手によってこのような仕打ちを受けるとは…」
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