剣の主
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No.1055
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セイルはナシートと話していた。 「なんだ。じゃあアルトリアに遷都の事を教えたのは君だったんだね」 「ごめんなさい。まさかアイツがそんな行動に出るなんて思わなかったのよ…」 「いや君は悪くないよ。…アルトリアの怒りも当然だ。彼女は本当にルーナ女王が好きだったようだからね。僕自身、ジェムの遷都計画を聞いた時は正気を疑った。彼は既存の価値観…王家の権威を否定し破壊する事に全く抵抗が無いんだ。王家の威を借りて自分の地位を引き上げたにも関わらずね…」 しかしセイルはこうも思うのだった…西大陸で活躍している英雄エルティアのように既存の価値観に捕らわれない人間…ジェムは正にそうなのではないだろうか。 (…違いがあるとすれば、それはエルティアの行動原理が弱い立場にある人々を救うため…他人のためであるのに対して、ジェムは己の欲望のため…自分のためであるという事かな…) だがそのたった一つの違いが大きな違いである。 「しかしナシート、君達の情報網は凄いね。他にはどんな事を知っているんだい?…ああ、貴族のスキャンダル以外で…」
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