おてんば姫、ファニーの冒険
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No.105
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┗ヘルマスター
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「ハァー、ハァー、ハァー」 荒い息を整えながら考える。 (速さは向こうの方が上。でも、力比べをしても勝てる見込みはないわね) 『ファニー、何を考えておる。妾を使え、そうすれば勝てる』 後ろからミネルバのささやき声が聞こえる。 ミネルバを使えば勝てる可能性が増える。 しかし、ファニーはどうしても自分の力で勝ちたかった。 一人の剣士として、目の前の強敵とぶつかりたかった。 (こうなったら一か八かね) ファニーは背当てをミネルバごと外した。 次に手っ甲に足当ても脱いだ。 剣以外の装備を外し、剣だけを手にしていた。 そして剣を鞘に収め、柄に手を当てた状態で前屈みの状態になった。 それは居合い斬りの体勢だった。 余分な装備をすべて外し、身を軽くした上ですべてを一撃に賭ける。 かなり分が悪い賭だったが、これ以外に勝てる方策が見つからなかった。 (この一撃で決める)
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