剣の主
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No.1040
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フェアリーのナシートは近ごろ毎日どこかへ出掛けて、夕方になる頃には屋敷に帰って来ていた。 昼間、彼女が一体どこで何をしているのか屋敷の誰も知らない。 窓から勝手に飛んで出て行ってしまうので追跡も不可能だし、そもそも居なくなっている事に気付かれていなかったりする。 その日… 「ナシートちゃ〜ん!ナシートちゃ〜ん?」 昼下がり、ミレルは小皿に盛ったお菓子を片手にナシートを探していた。 「いかがなさいました?ミレル殿」 「あ、アルトリアさん、いらっしゃったんですか。クッキー焼いたんですけど食べません?ナシートちゃんにも分けてあげようと思って探してたんですけど…」 「ナシートですか…そういえば最近昼間見かけませんね。どこかへ行っているのでしょうか…これは調べてみる必要がありそうですね」 「あ…いや、別に無理に見つけ出さなくても良いんですけど…」 「いえいえ、フェアリーという生き物は三日で恩を忘れると言いますからね。ある日フラッと出て行ってそのまま…なんて事も有り得ます。ヤツラの行動はしっかり把握しておかねばなりませんよ」 「そんなペットじゃあるまいし…ていうかアルトリアさん、仕事は…?」
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