剣の主
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No.1036
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「未来永劫か…この世に永遠など有り得ない。国の開祖か知らないが、500年も昔に死んだ人間を未だに神聖視しているのはどうかと思うがね…」 「何というお言葉…王家の傍系であるアナタにだってルーナ女王の尊い血が流れているではありませんか?アナタは王家から権力を奪っただけでは飽き足らず、王家の権威まで否定なさるつもりですか?」 「僕は別に王家を滅ぼしたい訳じゃない…ただ国を栄えさせたいだけだ…」 そう言ってジェムは窓の外を見渡すのだった。 セイルもただ黙って彼の視線の先に広がる王都の街並みを眺めていた。 その時の二人は、見ている景色は同じでも、その捉え方は恐らく全く異なっていただろう…。 数日後、ジェムはセイルの父オルハンを呼び付けて言った。 「金が足りん」 「はあ…?しかし先日、食糧の一部を売って出来た金がまだ国庫にたっぷりと…」 「いいや足りん!新たな都を作るためにはまだまだ金が足りないのだ!…という訳でオルハン、残っている食糧も全て売って金に変えよ!」 「(遷都を企んでいるとの噂は本当だったのか…)全て…でございますか?」
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