剣の主
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No.1032
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「あぁ…セイル君、セイル君…セイルくぅ〜ん…」 (…何なんだよ…) ジェムはセイルに抱き付き、胸板に頬擦りする。 まるで愛しい恋人にでも再会したようだ。 当のセイルは呆れつつも困惑気味で、白衛兵はヤレヤレ…とでも言いたげに肩をすくめ、シャリーヤは何を考えているのか見た目からは解らないが黙って二人を見ていた。 ジェムはシャリーヤ達の方に向き直って言った。 「あぁ、お前達はもう良いぞ。ご苦労だったな」 「…はい、それでは閣下、失礼いたします…」 シャリーヤと白衛兵達はその場を後にした。 「……」 「シャリーヤ殿、ジェム閣下のご寵愛を奪われてしまいましたね〜」 廊下に出て少し行った所で白衛兵の一人が茶化すようにシャリーヤに言った。 「…何の事?私は別にジェム様の愛情が欲しくてお仕えしている訳ではないわ。あのお方が誰を愛そうと、私のあのお方に対する忠誠心に変わりはない」 「フフ…無理しなさんな。本当は寂しいクセに…。俺が慰めてあげますよ…」 そう言いながら彼はシャリーヤの肩に手を回した。 次の瞬間… ザシュッ…ボトン…ゴロゴロ… 彼の頭は肩の上から転がり落ちて床に転がった。
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