剣の主
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No.1030
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『ジェム…』 『…ジェム…』 『ジェム』 『ジェム…』 ジェムを取り巻いた亡霊達は徐々に包囲の輪を狭めていく。 『く…来るなぁ!!』 『ジェム…俺達は今とても暗くて寒い所に居るんだ…』 『ブヒヒヒ…お前も僕らと同じ所に引きずり込んでやるんだな…』 『来るのだ、ジェムよ…』 亡者達は一斉にジェムに手を伸ばした。 『い…嫌だあぁ…っ!!!』 「…ひぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!?」 夜の王宮に絶叫が轟いた。 「ジェム様!?」 「いかがなさいましたか!?」 側に控えていたシャリーヤと数名の白衛兵が慌てて駆け寄った。 シャリーヤの顔を見た途端、ジェムの脳裏に夢の中で見たイムラーンの顔が思い起こされた。 「ひいぃっ!!?ゆ…許してくれぇ!!」 「はあ…?」 突然謝られたシャリーヤは訳が解らない。 「あ……い…いや、何でもない…ちょっと夢見が悪かっただけだ…」 「…お疲れのようですね。寝室へ戻ってお休みください」 「うん……あ、シャリーヤ…」 あんな夢の後で一人で床に就きたくないジェムは、シャリーヤに同衾を命じようとした…が、その時、彼はふと思った。
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