剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.1029
┗
修正
削除
※残り修正回数=4回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
『う…うぅ…っ!』 うろたえるジェムに今度はシャリーヤの父イムラーンが現れて訴えた。 彼の胸には一本の矢が深々と突き立っており、口からは血を吐いていた。 『ジェム様…なぜ私を殺したのですか…幼い頃から親しく思っておりましたのに…しかも、よりにもよって私の娘の手で…どうして…』 さらに武器商人のカストールまで出現した。 『よくも利用するだけ利用して殺してくれたなぁ…』 『あ…あぁぁ…っ!!?』 ウルジュワン、バム、ブム、ハム、アフメト王、イムラーン、カストールに取り囲まれたジェムは、恐れおののきながら唯一誰もいない方へと逃げようとした。 だが、そこに最後の一人が姿を現す。 『ジェム……』 『あ…あなたは…っ!!?なぜぇ…っ!!?』 その男を目にしたジェムは驚愕に目を見開く。 まるでその男だけは本当に予想外だったとでもいうように。 『ジェム…よくもワシをあんな目に遭わせてくれたのう…あんなに可愛がって育ててやったのに…』 その男…ヤヴズ・セムは地獄の餓鬼のようにガリガリにやせ細り、衣服はボロボロ、しかも何故か両手の爪が全て剥がれて指先から血がダラダラと流れている…悲惨極まりない姿だった。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説