剣の主
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No.1027
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「それがよろしいかと…」 ジャミーラは帰り際、ふと振り返ってジェムに訊いた。 「ところで兵部大臣達、いつ始末するつもり?」 「あんなヤツラ、消そうと思えばいつでも消せます。なに、そもそも大した脅威じゃない。そのうち自分達から何かやらかして自滅しますよ…」 「油断は禁物よ。敵はどこから現れるか判らないんだからね…」 ジャミーラは去っていった。 一人になったジェムはつぶやく。 「やれやれ、叔母上も意外と心配性だなぁ…」 やがて彼は椅子に座ったままウトウトし始めた…。 ジェムは夢を見ていた。 『ここはどこだ?僕は確か王宮のテラスにいたはずだぞ…』 夢の中、彼は果てしなく広がる真っ暗な闇の中にいた。 『…ジェムぅ…ジェムぅ…』 『ん?…誰だ!?どこに居る?姿を現せ!』 『ここだよ…』 『…あっ!!き…貴様は…ウルジュワンか!?』 目の前に現れた男は全身の皮膚が焼けただれて見る影も無かったが、焼け残った顔の半分と声で辛うじてウルジュワンだと判った。 『そうだ…俺だ…よくもあんな残酷な殺し方をしてくれたなぁ…』
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