剣の主
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No.1025
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その晩、ジェム打倒を目論む同志達が兵部大臣の屋敷に顔を揃えていた。 「フゥ…昼間は肝を冷やしたわい」 「ウルジュワンの処刑は我々反抗勢力に対する見せしめでしょう」 「しかし何故ジェムは直接我々に手を下さずウルジュワンを処刑して見せしめにするという回りくどい方法を取ったのだろうな?」 「案外、我々の勢力を“侮り難し”と見ているのやも知れませんよ。何せ我々の後ろ盾には“あのお方”が付いておられますからなぁ…」 「うむ、そうだな…我らが反旗を掲げる日も、そう遠くはないかも知れん…」 反ジェム派の者達がそんな相談をしている頃、ジェムはジャミーラと共に宮殿のテラスで月を見上げながら美酒に酔いしれていた。 「フフフ…これで僕達の天下はほぼ確立されたような物ですね、叔母上」 「そうね、可愛いファードを王位に就けるまであと一歩…先王の御代に後宮に入ってからの苦労がようやく報われるわ」
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