剣の主
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No.1018
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白衛兵達を引き連れ、その堂々たる態度はまるで王者である。 いつものように玉座の前に立ったジェムは居並ぶ官吏達に向かって第一声、言い放った。 「…この中に一人、裏切り者がいる!」 …ザワザワ…ザワザワ… 官吏達がざわめく。 皆なんとなく兵部大臣の方を見た。 当の兵部大臣はというと真っ青な顔をして小刻みに震えている。 彼は覚悟を決めたのか、はたまたヤケクソか、恐る恐る剣の柄に手を伸ばす…。 ところが、次にジェムが口にした言葉に誰もが耳を疑った。 「その者の名は……ウルジュワン・サラーム!!」 「「「……?」」」 「はぁっ!!?」 もっとも驚いたのは当のウルジュワンである。 「そ…そんな馬鹿な!?何かの間違いでしょう!?」 ウルジュワンは訳も解らぬ間に白衛達に拘束され、剣を取り上げられてジェムの前に引き立てられた。 「か…閣下ぁ!!なぜ私がこのような仕打ちを受けねばならぬのですか!?」
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