剣の主
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No.1010
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彼は得意満面の笑みでディーンに言う。 「フフン…今夜は思う存分楽しんで行ってくれたまえ。気に入った女が居たら2〜3人ぐらいならお持ち帰りしても構わないぞ。何せ後宮には千人も居るんだ。女達も相手が僕一人だけでは退屈してしまうだろうからね〜」 その言葉に一人の女がクスッと笑った。 ちなみにこの宴の予算は王家の財産から支払われているし、美女達も後宮の女達…即ち国王に仕える女達である。 ディーンは思った。 (ジェムめ、まるで全て自分の所有物であるかのような物言いだな。だが無理も無い。どうやら王宮は既にこの男によって完全に掌握されているようだ…) 国王が居るべき玉座は空、王妃の席にはジェムの叔母である第十三王妃ジャミーラが王子ファードを膝に乗せて堂々と鎮座している。 他の王族達は会場の隅の方でジャミーラとファードを呪い殺す勢いで睨み付けているか、あるいは居心地悪そうに縮こまっている。 第一王妃と王太子は王都を逐われて行方知れずだというし、この国の中枢は完全にヤヴズ一族とその取り巻き連中によって押さえられたようだ。
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