剣の主
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No.1006
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「…ライラ、君は私の物だ。あんな男の事など忘れるんだ。そもそもあの男はもうこの世には居ないんだぞ?」 「…そうだ…あなたが裏で手を回して、彼を死に追いやったのだからな…」 「……知っていたのか…」 ウルジュワンは思わず拘束の手を緩め、ライラは彼の手から抜け出した。 「…ああ、知ったのは彼の死から数年経ってからだがな…。ただずっと不審に感じてはいた。あまりにも突然の事だったからな…」 「…だとしてももう昔の話だ。忘れろ。君は今はもう私の物だ。君はあんな男よりも私と結ばれた方が絶対に幸せなんだ。何故それが解らない?」 「フフ…人の命を奪っておいて“昔の事だから忘れろ”か…本当にあなたはどこまでも傲慢な男だな」 「傲慢か…確かにそうかも知れん。だが私は近衛隊長の地位を手に入れた。それだけではない。私はもっと偉くなるぞ。そしていずれあのヤヴズ・ジェムを権力の座から引きずり落としてやる。私の手柄を横取りした復讐だ。それだけではないぞ。私は今の王家をも追放して自ら王として即位し新たな王朝を打ち立てる。その暁には君は王妃として私の隣に座る事となるのだ」
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