異界のミノケンタウロスとヤリマンの旅
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娼館で働いているため、初めは気に入った女性との蜜月を優先したいのかと考えたようだ。 ケルプ自身噂で聞いただけであるが、娼婦に入れ込み借金に縛られ働く者や、番いとなることを選び半ば引退する者もいるらしい。 だがグランが雇われたのは最近であり、件の女性――ティナとの逢瀬も出会ったばかりで盛り上がってるそうだが、ガラハー迷宮を忌避するのは別件のようだと彼は感じた。 ケルプが迷宮に入る前に、彼に出会った時。 約束通り杯を酌み交わすのを楽しみにしている様子に見えたが、声を掛ける前と別れた後。 グランの背中に宿っていたのは、恐怖と憎悪の入り混じった真っ黒な泥のような感情だった。 会話の端々から察するに、傭兵である彼の牛面馬脚の御仁はガラハーに来たことは無さそうである。 その一方で、この場所から感じるナニカに対して漆黒の感情を抱いていたのも確かだろう。 ティナを腕の中に収めその大いなる母性に包まれ溺れることを望んでいた姿は、忘れたい何かに背を向けるグランの意思が読み取れた。
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