突然声をかけてきた男に、頭に?マークを浮かべながら見つめるハイ・ワーキャットの少女。
「私…ですか?マドレーヌと言いますが…どういうご用件ですか?」
洗濯の手は止めた彼女も、姿勢はそのままでライオネルことカイルを見上げている。
そのためカイルからは割れ目も見えてしまっていて、視線をやらないようにするのにカイルは結構な注意力を使う事になった。
と言っても亜人種の庶民は、あまりそういう事を気にしない者が多くあけっぴろげなのだが、この時のカイルはまだそれを知らない。
「マドレーヌさんですか。いい名前ですね」
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