「んー?セフレの人だよー。お家の一画を撮影用に貸してくれてるのー。ヤリ部屋って奴?この人は学校裏サイトの会員じゃないけど、撮影に協力してくれてるんだ」
サヤは目眩がするようだった。
サヤの今まで築いてきた価値観がまるで通用しない言動に、言葉は理解できるのに、その内容を理解するのに脳が拒否するようだった。
だが、同時にサヤの心臓はドックンドックンと高鳴り、サチから目が離せなくなっていた。
「じゃあサヤちゃんはこの押し入れに隠れてて!トイレは済ませた?」
「押入れって、見学は?」
「あ、そうだったね。エイッ」
そういってサチは押入れにボールペンを突き刺して穴を開けた。
サヤはもう突っ込めなかった。
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