保坂先輩は俺の手を引いてすたすたと歩いていく。
ココ、と言われてやってきたのは撮影した映像をチェックするために作った小さな部屋である。先生やほかのメンバーが寝ている部屋から少し離れている。保坂先輩は部屋の明かりを灯した。
「ほんとはね、ハル君が深雪にしてもらってるの見て、ちょっと悔しかったりするの」
「また、どうして」
「あの深雪が心を開く男の子って、どういう子なのか、気になるじゃない」
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