妖気の奔流は、三校の男子生徒たちを包み込み、彼らの身体から放たれる光は、美しい虹のような輝きを放っていた。
「これは…」
志水は目の前の光景に息を飲む。黒色の妖力は他の二色の妖力と調和し、新たな光を生み出していたのだ。
男子生徒たちの表情は、恍惚としつつもどこか清々しささえ感じられた。彼らの身体から溢れ出す妖気はもはやコントロールできないほどに膨れ上がっているはずなのに、不思議と暴れることはなく静かに渦巻いている。
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