「大丈夫かい?立てるかい?」
別の見知らぬ男性が優しく手を差し伸べてくれました。その手を掴み立ち上がる私。
膝や肘、手の平などがヒリヒリしますが怪我はありません。少し擦りむいたようです。
私が誘った男性はというと、まるで私の存在を忘れているかのごとく、こちらを一瞥もせずに走り去っていきます。何かに取り憑かれているよう、いえ実際に取り憑かれているのかもしれません。
とにかくただならぬ雰囲気を感じました。私が誘った二人共が走っているうちにどんどん加速していったのです。
これはあの大峰さんが興味を持つようなネタかもしれません。私は確信しました。
さてと、もうひと頑張りしましょうか?次は誰に声をかけましょうか?そう考えていた時でした。後ろから声をかけられました。
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