お茶の間同好会 1
今年から男女共学の晴天高校の高校生になった。名前はハルキで性別は男子だ。
ある日、部活動に参加するために学校内を徘徊していると突然、頭から袋を被せられてどこかへ連れていかれた。
袋が外されると和室の部屋にいて白衣をきた女先生がいた。そして無理やり謎の液体を飲まされる。
「にがっ!」
「私はレイ。部活動のお茶の間同好会の顧問をしてるわ」
「はぁ・・・って今の液体はなんですか!?」
「ふふっ、その液体はアナタが他の人間の中に憑依ができる力を使えるようにしたのよ」
「どうして、こんなことを?」
「実は上からの秘密の依頼でねっ」
「この力の解除法は?」
「私とある事に協力したら解除法を教えるわ」
「…その協力って?」
「この高校にアナタと同じ憑依を使える女子がいるのよ、その女子を見つけてほしいの」
「どうやって見つけるの?」
「エッチをして絶頂すると首にハートマークのアザがでるわ」
「マジかよ」
「マジよ。だから怪しまれないようにお茶の間同好会という部活動を設立したからアナタが部長をやって例の女子を見つけてね」
「断ったら?」
「解除法は教えないわ」
こうして俺は突然、謎の同好会の部長をやりながら同じ憑依の力をもつ女子をエッチして絶頂すると首に現れるハートマークを見つけて憑依の力を解除してもらうことになった。
とは言っても、お茶の間同好会ってネーミングセンスなさすぎだろ。しかもこの和室が部活動をやる部屋だって言っても去年まで茶道同好会の部屋だったらしい。
でも今年からは茶道同好会は廃部になったのでお茶の間同好会の部活動部屋になった。
「はぁ〜っ、一体何をすればいいんだ?」
コンコン
「失礼します。あのー入部希望なんですけど?」
1人の女子がやってきた。入部希望らしい。
こんなお茶の間同好会と言う怪しげな部活動に入部希望とはどんな風の吹き回しだよ
「名前は?」
「ミカと言います」
「入部希望の動機は?」
「保健のレイ先生に悩みを言ったら、お茶の間同好会に入部すれば解決するって聞いたので」
あの保健教師め・・・悩みがある女子に憑依して、その悩みを解決して、相談者の女子と仲良くなってエッチをしろってか
なかなか機転が利いているなだから名前が、お茶の間同好会なのか。なるほど
「あの・・・・本当に悩みを聞いてくれますか?」と不安そうにミカが尋ねた。
「ああ、もちろんだ。それで悩みってのは何なのかな?」と俺は尋ねた。
「実は・・・私・・」Prrrr・・・・・・・
肝心な時に携帯が鳴った。相手は保健の先生のレイ先生だった。「ちょっと、そこで待っててね」とミカに言って電話に出た。
「もしもし・・・」
「ハルキ君〜ちゃんと事は捗っているかしら?」とレイ先生は聞いてきた。
俺はミカちゃんには聞こえない声で「今からミカちゃんから悩みを聞こうとしてたらアナタから電話がかかってきたんですよ」と答えた。
「それは失礼してしまったわね。それじゃ、また後で電話するわ」とレイ先生は一方的に電話を切った。