「誰だ?」
俺は周りを見回して声の主を探したが、もうこの部屋にいるのは俺以外はエイリアンクイーンのみ。
「気のせいか」
俺は探すのを諦めエイリアンクイーンを見つつ資料を読む。
「えぇい、まどろっこしい牡じゃな。妾じゃ、妾」
今度は間違いなく目の前のエイリアンクイーンから聞こえて来た。
「まさか、お前が話しかけているのか?」
俺はマジマジと見ながら声を掛けた。
「他に誰がおるのじゃ?」
と、目の前の金髪美女がニマリと笑いながら起き上がり、俺のすぐ近くまで歩いて来た。と言っても小窓のすぐ近くだが。
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |