もともと自分を変えるためにこんな学校に入ってきたことを考えれば、これぐらいできて当然なのかもしれない。
もっとも、ここに入るだけの度胸があるなら、別の方法もあったとも言えるが・・・。
「じゃ、円山。準備をするから、そこに寝転がって」
「は、はいっ・・・」
「え、ちょ・・・待ってよ、甘木くんっ!?」
ここで彩乃に先を越されては便女コースの可能性が格段に跳ね上がる。
その可能性におびえた亜紀は、負けじと四つん這いの姿勢で謙治に尻を向けて挑発する。
だがあいにく謙治の身体は1つしかない。
それにいきなり2人同時に相手にするには、経験があまりにも足りなさすぎた。
「・・・悪い、間島。後でちゃんと相手するから、今は準備でもして待っててくれねーか?」
「なっ・・・!?」
とりわけ美人でもないが、それなりにスタイルや顔のつくりに自信があった亜紀は動揺を隠せない。
しかし現実とは非情である。そんな彼女を差し置いて、2人の男女は自分たちだけの甘い空間を構築していくのだった。
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