その部屋だけ畳は無く、板敷きの大部屋だった。
床の上には十人前後の全裸の女達が倒れており、血の海が広がっていた。
女達は既に息は無いようだった。
年齢は様々で、見たところ上は30代から下は●学生と思しき少女までいる。
皆、股を大きく開いた状態で、膣口がズタズタに裂けて息絶えていた。
腹は大きく膨らんでいた形跡があり、よく見るとボロボロとなった膣から臍の緒らしき物が伸びている。
という事は、この女達は全員、出産で死んだというのか…。
「い…一体何なんだこれは…!?」
「はぁ…見てしまったな、外の者よ…」
背後から先程の男の声がし、振り向いてみると一人の若い男が立っていた。
その青年…いや、少年と言っても良い年頃かも知れない…彼は額に一対の角が生えていた。
彼は女達を見て言った。
「…彼女達は皆、私の妻だ。私の子を産み、命を落とした。明日にでも埋葬してやろうと思っていた…」
「あ…あんた、一体何者なんだ…?」
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