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終電で出会った美女
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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終電で出会った美女 1

今日も慣れないリーマンの仕事が終わり家に帰ろうと電車に乗った。
「疲れた。」
独り言を言っていると女の人が話しかけてきた。
「あの、お隣に座ってもいいですか?」
「は、はい。どうぞ。」
僕の返事を聞くと、お姉さんが僕の隣に座ると同時に電車のドアが閉まり電車が動き出した。
「今日はお仕事お疲れ様です」
「お、お姉さんこそお疲れ様でした…」
(なぜ僕の隣に座りにきた?しかも、見ず知らずの男に向かってお疲れ様とはどういうことだ?)
僕が頭の中で思考を巡らせているとお姉さんがまた口を開いた。
「あの、突然ですが、あなたの悩み事を私に聞かせてくれません?」
「へ?なんで?」
急に訳のわからないことを言われ変な返事をしてしまう。
(いや待てよ。このお姉さん、なんか怪しい…気持ち悪すぎる)
僕の頭に嫌な予感と疑念が過ぎる。
「あの、なんでそんなこと聞くんですか?」
僕はお姉さんがどんな返答をするかを考えながら尋ねた。
(もし、変な答えを言ったら警察に通報しよう)
お姉さんは、僕の目を真っ直ぐ見たかと思うと、すぐに目線を下に向ける。
「そ、その私は占い師なんです」
(はい!でたぁ!でまかせ!怪し過ぎるだろ!)
そんな言葉を心の中にしまいながら話を続ける。
しかし、「綺麗な人ですね。」
「ありがとう。そんなこと言ってくれたのお兄さんが初めてよ。」
怪しすぎるのに、ずっと綺麗なお姉さんから目を離せずにいる。
「い、いや。その。」(こんな怪しい人に僕は何を言ってるんだ。)
電車が速度を落としてきた。もうすぐ駅につくようだ。
「僕、もう降りますから。」(早いとこ降りて家に帰ろう。)
「では、私もご一緒についていきますね、まだ話の途中ですから。」
おかしい。口も手も勝手に動いてしまう。
意識と体が切り離されてあやつり人形にされたみたいにぎこちなく動いていく。
僕が歩いているのは自宅ではない方角だった。首を動かして辺りを観察することすらも出来ない。
ただただ歩き続けている。

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