白鳥クリニック 1
カルテを食い入るように医院長の村田は見ていた
「村瀬先生…ちょっと来てくれ」
白鳥クリニック、産婦人科専門の中規模クラスの病院だった。
「石井澄恵ですね…」
副医院長の村瀬は覗き見た
「医院長、悪い癖が出たんですかまずいですよ…」
「フフフ…まあ来週くる事になっているから村瀬先生が診察してくれ…」
「はあ…」
…
「石井さん、石井澄恵さん診察室にどうぞ」
「あッ、はい…」
村瀬はカルテを見ながら頭を上げ澄恵を見ると
(うッ…上玉じゃないか医院長の悪い癖もこれじゃでるな)
上品な顔立ちに口元の色っぽいホクロ、服の上からでもはっきりわかる重量感のある乳房
「どうかしました先生…」
ゴクッ・・・
眼が大きく見開き、口が微かに開いた。
副医院長としては歳若過ぎる村瀬ではあるが、その腕は右に出る者はいなかった。
当然のことながら産婦人科医として、女性の乳房などは見慣れていると言ってよかった。
「い、いえ…ところで石井さんは不妊治療の件なんですけど…」
(石井澄恵、33歳か…どうせ問題は旦那の方だろ)
「石井さん、念の為身体のサイズは計りますから」
「…サイズですか…」
「身体の変化を取ることが医学的に非常に大切になってきます」
村瀬は診察を終えると足早に医院長室に入った
「医院長!」
「村瀬先生、石井澄恵の診察は終わったのかね」
「かなりの上玉ですよ、石井澄恵、33歳 バスト92p ヒップに至っては95p…医院長、不妊の原因は」
「旦那の方だよ、精子の数が極端に少ない」
「医院長…」
「フフ…君もその気になったかね、とりあえず黒人の精子で孕ませるか…あの上玉を逃がしてなるものか、ヒヒヒ…」