「おそらく夢の情景の意味がわかっても、因果がある限り夢は何度も見続けるでしょう。それでも知りたいと思いますか?」
巫女の恵美は松浦深雪に穏やかな口調で言った。
「知りたいです。巫女様、教えて下さい」
「ではあなたは神社にお泊まりなさい。先生は民宿に戻ってこのことを二人に伝えて下さい」
「わかりました」
民宿に戻って話すと香織は「そうですか」と驚いたりはせずに言っただけだった。
残念がっていたのは智美だった。
神社にはこの地域の歴史を代々の巫女が記した古文書があるそうである。
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