彼女も自分が美人なのを知っているから男へのアポは取りやすいと知っていたが、
情報を聞き出すには打ち解ける必要があって男から渡された飲みかけの缶コーヒーを抵抗のない素振りで飲んで確信を聞き出そうとする。
彼の話が要領を得ないもので苛立って血圧が上がった瞬間、急激な眠気に襲われて意識を失って倒れる。
「よう、返済のアテ?物納でどうよ?モノホンのサツの女だ。ああ、好きにしていい」
男は沙希の手足を結束ワイヤーで拘束して口と目をテープで覆った。そして、スマホで連絡を取る。
彼はゲーム喫茶で負けが続いて借金があった。借りた相手は年も近くて人がよさそうであったが、知り合いに暴力団がいると言われていたので困っていた。
しかし、債権者が警察が嫌いで風俗や売春を敵視する女が大嫌いだったので、睡眠薬で眠らせた女刑事はこれ以上無い捧げものであった。
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