僕が覗いてたことも知らずにママは気軽に話す。確かに生徒にやたら怒るよりも、他の先生に意地悪にエッチな事をして憂さ晴らししてくれたほうが助かる。
国枝先生が変態であんなプレイしかでないようでは浮気してると言えないだろう。
「運動って、昔みたいにパパと山に行くの?」
もしかしてパパのことを忘れたのではないか心配になって、それとなく聞いてみた。我が家は、他の家庭のようにいつも夫婦が同じ屋根の下にいる訳じゃない。
「夫婦だからって、同じ登山家になる必要ないわ。山が好きなのは、あの人だけじゃない」
「じゃあ、もう愛してないの?」
「そんなことないわ、一緒にいられなくたって…今でも、あの人のピッケルが一番よ。ただ、激しすぎて…いつもじゃ腰が立たなくなるわ。たまにだからいいの」
ママは遠くを見ながら言った。
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