馬野
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No.69
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部屋のドアを合鍵で開けて、遥の部屋に入る。ブーツは脱ぎ散らされていて、テーブルの横に座った遥が目を丸くしてこちらを見ていた。 「和哉…?」 「あ…遥…あの…」 なんの言葉も用意してなかった事に気付いて、口ごもってしまう。 「馬野っちは帰ったから居ないよ。入って?」 遥に促されて、向かい合うように座った。 「ゴメンね。」 「いや、俺は…」 「アタシ、出来てたら産むつもりだからヨリは戻せないよ?これからも会いたいって言われたら会うつもりだし。」 いきなりの突き放した言葉に、和哉は面食らった。 「なん…で…?」 絞り出すような声で問い掛けると、遥は俯いた。 「欲しいって思ったから。」 「子供が?」 「うぅん、ちょっと違うかな。」 「じゃあ…なに…?」 「わかんない…。馬野っちに欲しいって言われちゃうと、アタシも欲しいって思えてくるっていうのかな。」 「好きなの…?」 「多分…」 「俺より?」 「わかんない…」 だんだんと苛立ってきた和哉は、コツコツと机を指の爪で叩いた。 「どうすんの?一人で育てんの?」 「そのつもりだけど?てかそれに関しては和哉があーだこーだ言う資格は無くない?」
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