そして、翌朝…
「…おはようございます♪お嬢様、春樹さ…ま…?」
…二人を起こしに彩華の寝室を訪れた雅は思わず我が目を疑った。
「…テメェ!このクソアマ!ふざけんなっ!!」
「な…何ですってぇ!?それが主人に対する口の効き方なのぉ!?このド庶民のグズ執事がぁっ!!」
…なんと彩華と春樹が一戦交えているではないか…もちろん性的な意味ではなく、単にケンカをしてるという意味で…雅は頭を抱えた。
「…OK…解りました…どういう事ですか…?一体何がどうしてこうなったんですか…?」
「…あぁ!雅さん、聞いてくださいよ!コイツすっごい寝相悪くて…俺、夜中に五回もベッドから蹴り落とされたんですよ!?しかもそれを指摘したらブチキレやがって…!」
「うるっさいわねぇ!!男がいちいち細かい事を気にするんじゃないわよ!!」
「いや細かくねえだろ!!つか開き直るんじゃねえぇ!!」
「……」
昨夜の良さげな雰囲気は何処へやら…そういえば彩華は小さい頃から酷く寝相が悪かった事を雅は思い出した。
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