駆ける馬
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No.962
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ニコニコと帰ってきた舘は、検量室前で待ち構える優菜に馬を託しながら降りる。 「いやぁ・・・距離が長かったです」 屈託ない笑顔で言う言葉は、勝った騎手の言葉じゃない。 「ちゃんと勝ったじゃない?」 「あんだけ後ろから脚を溜めないと無理でしたよー」 優菜も彼の才能が人並み外れている事は理解していたが、距離が長いからと出遅れまでする騎乗に身震いしてしまった。 彼女からすれば、澪も天才だった。 ただ彼女の凄さと舘の凄さは全く異質なものと感じていたのだ。 とは言え、この時期にこの距離を走れたのは大きい。 次は少し距離を控えて試してみる事になったのだ。 そして、宝塚記念である。 ミホシンザンが欠場とあって、本命は田沢騎乗のシロノライデンとなる。 それに続きニッポーテイオーとスズパレード、そしてフレッシュボイス。 ウィンドフォールはその次と人気を落としていた。 とは言え、奥原は自信を持って送り出している。 人気を落とした事を聞かれて珍しく怒ったぐらい、彼は今回自信を持っていたのだ。
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