駆ける馬
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No.956
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「凄い馬ですよこれ!」 調教を終えてニコニコと帰ってくる坊主頭が濃くなってきたあどけなさの残る少年。 彼が濱松厩舎所属の騎手であり、新人記録をハイペースで塗り替えている逸材、舘悠である。 「確かに凄いわね・・・」 「はい!凄いです!」 新米調教師ながらフルダブルガーベラのお陰でスタートダッシュに成功した寛子がそんな風に返すと、舘はキラキラとした目でそう言う。 だが、寛子が凄いと言いたいのは、何もオータムリーヴスだけではない。 アキネバー産駒は涼風ファームでも常に期待はしていたのだが、どうも気性が悪すぎる馬が多く今まで大成した馬がいない。 オータムリーヴスも例外ではなく気性が荒く、アキネバーの年齢を考えて後継繁殖牝馬として競走馬にせず繁殖に回す考えもあった。 一応、ラルフやジョンが競走馬として仕込んだものの、意固地になって言う事を聞かないタイプで、彼らも苦労して仕上げたぐらいだ。 そんな背景があるオータムリーヴスを、舘は難なく言う事を聞かせていた。 担当厩務員でも言う事を聞かせれない馬をである。
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