駆ける馬
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No.924
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ここで雪辱を誓っているが、その顔には焦りは無い。 随分と自信をつけ、一人前の騎手の顔になりつつあった。 「甥っ子さんも順調ですね」 「とは言え、一人前にしてやる責任を背負っているからねぇ」 愛美に言われ苦笑する奥原。 甥の目覚ましい成長が嬉しい以上に、何とか一人前にしてやらないとと言う責任感の方が強い。 甥だからと言う部分だけでなく、親友であり義弟である横平の父から託されたと言う思いからだった。 そして、何より彼を一人前にする事は、彼の才能に気づき期待を寄せていた亡き親友の供養になると思っていたのだ。 そんな成長著しい横平だが、大きな長所と共に大きな欠点も持っている。 考えるより感性や閃きで乗ってしまう天才的な部分と、それ故に大きなミスも多い。 同じ天才タイプの田沢に比べると、感性や閃きはいい勝負なのだが、肝心の勝負勘があるとは言えない部分があった。 それ故に成績が極端で不安定なのだ。
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