駆ける馬
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No.811
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控室で田沢が澪に近づいてくる。 「アレやな・・・ミホシンザンは」 そう言う田沢の視線の先にはミホシンザンに騎乗する柴原がいた。 「柴原のオッサン、本気で追ってへんな」 小声でボソリと言うが、その言葉に澪は驚いて田沢を見る。 天才の話は言葉を省き過ぎて分からない事が多いが、これは何となく心当たりがあった。 「もしかして・・・脚元、ですか?・・・」 「せやろな」 天皇賞やジャパンカップでミホシンザンを後ろから見ていた田沢だから気付けたのかもしれない。 いずれもミホシンザンは期待通りの活躍ができていないが、それが脚元の不安で本気を出していないなら納得できる話だ。 「じゃあ、今回も・・・」 「オレの敵はラモーヌって話や」 直接答えず、田沢はニヤッと笑う。 これはミホシンザンの話と言うより、田沢なりに『こっちを意識しておかないと差し切るぞ』と言う話なのだろう。 何を考えてるのやら、やはり天才は訳が分からない。
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