駆ける馬
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だが、そんな牧場経営が一変する事態が起きた。 アローエクスプレスの登場である。 この生粋の快速馬は三冠レースでステイヤー、タニノムーティエに惜敗したものの種牡馬としては大成功を収める。 その種牡馬としての成功を待たずして、競馬界はハイセイコー、トウショウボーイ、テンポイント、マルゼンスキーと一時代を代表するような快速馬が現れてきた。 そしてそれと共に1970年代前半から涼風ファームの経営は苦しさを増し、更に繁殖牝馬の処分をしなければならなかった。 世間がハイセイコーブームに湧き、競馬が盛り上がっていた恩恵にも涼風ファームは届かず、慎太郎は益々馬産の事しか頭に無いようになっていた。 逆に幸子はこの頃には更に健三にのめり込んでいたし、真奈も奈帆を産んでいた。 家庭環境は穏やかに冷えていったが、慎太郎は家庭を省みる事は無く、80年代には牧場経営は完全に行き詰まり、残る牝馬はシーテイストとアキネバーだけになったのだ。
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