駆ける馬
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No.716
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先頭に立ちそのまま押し切る。 必死に追わずとも勝利する。 最早、牝馬では敵がいないとアピールするように勝ってしまったラモーヌ。 牝馬三冠と言う誰も成し遂げていない偉業を、いとも簡単に成し遂げてしまったのだった。 どう気持ちを表現していいか分からない。 それが今の澪の気持ちだった。 確かにデビューした当初は、沢山勝利してG1も勝つと誓い、それを夢見てきた訳だ。 だが、1勝すら難しい事を思い知らされたし、G1騎乗すら遠いと思った事もあった。 だが、樹里と言う良い馬主に出会い、G1級の馬を任された。 自分でも運がいいと思う。 デビュー時はアイドル的な扱いだった澪が、今や若き名手と呼ばれるようになってきたのも、実力より運と言う風に考えていた。 この牝馬三冠も自分の実力と言うよりは、それを引き寄せた運が良かったと思っていたのだ。 クールダウンするラモーヌを感謝を込めて撫でる。 この馬となら、もっと大きな事ができるような気がしてならないのだった。
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