駆ける馬
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No.679
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そんな開催当日。 東京競馬場にエリックと幸子が来ていた。 お腹の随分大きな幸子だったが、それなのにここまで来たのは・・・ 彼女にとって、大事なレースがあったからだ。 幸子のお目当てのレースは新馬戦。 そこに出走するサクラスターオーこそが、彼女をここまで来させている目的の馬だった。 サクラスターオーは、あのサクラスマイルの84・・・ 『サク』の愛称で呼ばれていた馬だ。 涼風ファームで育成され、特に幸子が可愛がっていた。 その縁でサクラのオーナーが、牧場の代表産駒であるスターライトブルーにちなんで名付けたと言う、牧場にとっても強い縁のある馬になっていた。 そんなサクラスターオーの出走とあってソワソワしながらレースを待ち、パドックに向かう幸子。 パドックでは、牧場の頃より少し逞しくなったサクラスターオーが周回していた。 それを見ただけで涙が溢れてしまう幸子。 多くの馬を生産し、送り出して来たが、こんな気持ちになる馬は初めてだった。
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