駆ける馬
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No.633
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直線に入ると同時にリトルウィングは身体をグッと沈み込ませて跳ねる。 ドンッと衝撃を受けたような加速。 ゴムマリのように弾む加速に澪も思わず身を震わした程だ。 直線の半ばで一気に交わし切る。 桁違いの加速を見せて先頭に立つリトルウィング。 このクラスではモノが違う・・・ これは必ず大きな所を取ると確信して澪の背中が泡立つような震えを覚えた。 だが・・・ 先頭に立ったリトルウィングの力が抜ける。 何となくピンと来た。 好奇心旺盛で寂しがり屋の馬だと言う性格が災いし、馬が遊んでしまったのだ。 それで加速が緩んだが、絶対能力の違い。 そのままゴールしても2馬身の差はあった。 遊びながらでもこれだけの差・・・ 思った以上に強い勝ち方だったのだ。 リトルウィングの鮮やかな勝利で終わり、開催後の夜に澪はシャロンと合流。 樹里が用意してくれた温泉宿に2人で入り、九州の幸に舌鼓を打つ。 「勝利に乾杯っ!」 「カンパーイ!」 互いにまだ21歳の女子。 ビールのグラスを合わせて上機嫌だった。
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