駆ける馬
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No.587
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その勝負所の3コーナー。 かなり早いタイミングで内側の騎手が鞭を右手に持ち振り上げる。 そして、バチンと澪に衝撃。 「んいっ?!」 尻から腿にかけての所に激痛・・・ 鞭がそこに当たったのだ。 だが内側の馬は反応しない。 それは当然、鞭が当たってないからだ。 何が起こったと混乱する澪に、同じ所に同じ衝撃。 呻きながら澪も悟った。 これはわざとだ。 コーナーの遠心力に合わせて少し外に振って避けようとする。 だが、内からぴったりと寄せてくる。 そして、内側に気を取られた澪・・・ その顔面に強い衝撃で仰反る。 今度は外の騎手だ。 鞭で澪の顔面を殴ったのだ。 鼻の奥にツーンと鉄の匂いがしてきた。 これぞ鉄火場の洗礼・・・ 下手に避けようとすると、バランスを崩して最悪落馬もあり得る。 危険な行為だが、それを理解してやっている。 ここまでして相手を潰すのが地方流のやり方だ。 澪が中央育ちのお嬢さんだから、これで怯むだろうと思っているのだろう。 だが、澪はあちこち叩かれながらも姿勢を崩さない。
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