駆ける馬
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No.583
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何時も通り、パドックでは若干煩い。 煩いと言うか、他馬を威嚇している。 ドバイでもそうだったが、見知らぬ馬がいるとボス気質が目覚めてマウンティングしてしまう癖がある。 何時も通りのガーベラ様だと言えばその通りだ。 『鉄火場』とか『牝馬の川崎』と称せられる川崎競馬場は小さくて小回りで平坦と言う地方競馬場らしいコースだ。 左回りで一周は1200mと小さく、関東オークスの2100mだと向こう正面から2周半するレースとなる。 土質はそんなに悪くないが、小回りで狭いコースはかなりテクニカルである。 故に鉄火場と称される程、ジョッキー同士の駆け引きや争いが激しく、荒っぽさでも関東随一であった。 因みに澪もジョッキールームに入った瞬間、威嚇されていたりする。 「嬢ちゃん、ここはお遊戯会場じゃねえぞ」 そう声をかけてくれただけマシ。 挨拶しても睨み返されて無視と言うのが多い。 殆どが『中央の客寄せパンダが荒らしに来やがって』と言った非友好的な空気だった。
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