駆ける馬
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No.487
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そんな風に春シーズンを幸先良く迎えた樹里だったが、次の週に大きなアクシデントに見舞われる。 ウィンドフォールが出走予定のスプリングステークスが季節外れの降雪によって次週に繰り越しになったのだ。 と言う事は、ドバイミーティングと同じ週に行われる事となった訳であった。 故に急に乗り手がいなくなったウィンドフォール。 澪はドバイ行きが決定していたからだ。 そんな悩む奥原の前に、通りがかった若い騎手がいた。 「丁度良い所に居たな、善仁」 柴原善仁・・・ 叔父は関東のトップジョッキー、柴原政仁。 そんな叔父を持つ彼は、デビュー2年目。 丁度競馬学校の一期生となる。 「いい機会だ、ウチの馬に乗りなよ」 「えっ?!いいんですかっ?!」 叔父に似た丸っこい鼻の善仁が無邪気に小躍りする背中を見ながら、愛美が奥原に小声で聞く。 「いいんですか?」 「相原が乗れないんだし、ウィンドフォールにも良い刺激になるさ」 やや心配顔の愛美に奥原はそう言って笑うのだった。
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