駆ける馬
-削除/修正-
処理を選択してください
No.483
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
奥原からの指示は、先を見据えた競馬をして欲しいとの一言だった。 賢い馬だからどんなレースでも対応するだろうが、オークスの距離を見据えたレースを求めているのだろう。 ラモーヌに跨る澪は堂々としたものだ。 年明けから勝ち星も順調に築き上げ、現在関西リーディングで2位。 アイドルから実力派に脱皮を遂げている途上だった。 これだけの馬を任されても不相応と言う言葉もかなり減っては来ている。 (暫く見ない内に成長してるのよね) ラモーヌを引く愛美も澪の堂々とした様に感心していた。 澪が乗ると馬がその気になりながらも、ヒートアップし過ぎない。 無論、馬が賢いのもあるが、澪が上手く闘志をコントロールしているのも大きい。 「本当に、賢くて助かります」 「いやいや、手を焼かせる部分もある子だから凄いよ」 本馬場に向かう地下馬道でそう謙遜する澪に愛美も返す。 人相手には従順だが、馬相手には生来の気の強さを目一杯出すタイプで、愛美もそれで振り回された事もある。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
スポーツ
>
駆ける馬
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説