駆ける馬
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No.410
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もう一つ、シロノライデンには悪条件があった。 それは今日の悪天候だった。 朝からの雨で重馬場の東京競馬場。 大跳びのシロノライデンにとって重馬場は元々得意ではない。 宝塚記念を勝たなければ回避も考えたと仁藤も苦笑していたが、これもG 1馬の責務であろう。 澪もパドックで跨り、天皇賞秋の頃との違いを感じてはいた。 天気もあるし、後は自分がどう上手く走らせるかにかかっている気がしていた。 そこから本馬場に入場。 軽く返し馬しながら馬場を確かめる。 内側はもうグシャグシャで走れたものでない。 それだけでなく中央から外にかけても滑る感じがある。 待避場に行きながら、これはどうしたものかと思案していた。 「これは・・・田んぼにでも来たんかいな」 「ええ・・・酷いですね」 待避場でヤマノシラギクの村木とそんな話をする澪。 関西から参戦はこの2人だけだ。 そしてお互い、この馬場の悪さに辟易していた。 勿論それは澪達だけではない。 外国人騎手達もやりにくそうな顔つきであった。
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