アイドルジョッキーの歩む道は
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No.334
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戦前から距離も考えたら不利なのは分かっていた。 だが、ここまで苦も無くやられると笑うしかない。 相手が強かった・・・ そうとしか言い様が無いだろう。 「おつかれさま、いいレースだったわよ」 紗英もそう言うしかないのだろう。 「ダービーではもっといい勝負ができると思います」 ショックだが、絶望的でもない。 今日の敗戦で、距離が伸びれば逆転できるような印象を持てた。 碧の脳裏にあるのは、彼女が生まれる前の89年のアメリカ三冠戦。 二冠を制した黒い帝王を最終戦で黄金の貴公子が競り勝った一戦。 そう、距離はジェイエクスプレスと碧の味方になる筈だ。 こうして一冠目は敗戦となったが、収穫も小さく無かったのであった。 「まぁ、オレとしてはさ・・・野川のヤローを負かしただけで気分いい訳だ」 そう言いながらバックから碧を突くのは龍也。 彼はご機嫌であった。 「もう、気にしてないって」 「オレがアイツを気に食わないだけだ」 尚樹に突かれる紗英がそう言うが、龍也の鼻息は荒い。
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